iostat(1M)コマンドのオプションと表示概要


 

コマンド構文
iostat -options [ disk ... ] interval count <CR>
コマンド引数
options 表示概要に示すオプションを指定します【備考】。
disk 特定のディスク装置を選択する場合に、sd0、md0のように指定します。
interval 秒単位でサンプリングインターバルを指定します。
count interval間隔で何回表示するかを指定します。

 

表示概要
オプション 表示の内容 項目 概要
c CPU使用率 cpu us sy wt idの形式で表示。sar(1)の-uオプションと同じです。
d ディスクの情報表示 kps 各デバイスの秒あたり転送バイト数(1024バイト1単位)。
tps 各デバイスの秒あたり転送数。
serv 各デバイスのミリ秒単位の平均サービス時間。
D ディスクの情報表示 rps 各デバイスの秒あたり読み込み要求数。
wps 各デバイスの秒あたり書き込み要求数。
util 各デバイスの使用率。
e デバイスエラーサマリー s/w ソフトウェア誤りの数。
h/w ハードウェア誤りの数。
trn 転送誤りの数。
tot 以上の合計。
E デバイスエラーと諸元 Vendor ベンダー名。
Product プロダクト名。
Revision レビジョン番号。
Serial No シリアル番号。
RPM 回転数。
Heads シリンダーあたりのヘッド数。
Size 容量。
Media Error メディアエラーの数。
Device Not Ready デバイスノットレディの数。
No Device No Deviceの数。
Recoverable 回復可能誤りの発生数。
Illegal Request イリーガルリクエストの数。
Predictive Failure Analysis 障害予知数。
I tty、デバイス、CPU tin 入力バイト数。
tout 出力バイト数。
kpi 平均キロバイト数。
tpi 平均転送数。
serv 平均サービス時間。
M メガバイト単位で表示   単位がメガバイトで表示されます。
l デバイス数の指定   通常は4個のデバイスが表示されます。
n デバイス名の表示を変更   デバイス名が"c1t6d0"のように表示されます。
p パーティション名を付加   デバイス名が"sd21,a"のように表示されます。
P パーティションデバイス   デバイス名が"sd21,a"のように表示されます。
t   tin 入力バイト数。
tout 出力バイト数。
x 全てのディスクの情報 r/s 秒あたりの読み取りバイト数。
w/s 秒あたりの書き込みバイト数。
kr/s 秒あたりの読み取りバイト数(1024バイト1単位)。
kw/s 秒あたりの書き込みバイト数(1024バイト1反)。
wait トランザクション待ち数(キューレングス)。
actv アクティブ状態のキュー数(未完了I/O)。
svc_t ミリ秒単位のサービス時間。
%w サービス待ちトランザクションの時間の割り合い。
%b ディスクがビジーであった時間の割り合い。

 

【備考】 表示概要は、-C(-n、-xオプションを共に指定した場合、チャネル毎にまとめる)、-m(マウントポイント表示)、-s(State Changeメッセージを表示しない)、および-z(値がゼロの場合に表示しない)オプションは省略しています。


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