詳細な性能情報調査
基本編は、各要素毎の一般的なボトルネック調査方法を解説しました。本編では、より詳細な性能情報を調べてみます。
表1.応用編の構成
要素 | 内容 | 目的 |
CPU | プロセストレース、カーネルやディスパッチャの動き、スレッド、ミューテックスロック、CPUイベント等を捕まえる方法を解説します。 | アプリケーションを改修してもどうも性能が上がらない場合、アプリケーションを改修するにも、ソースコードが無い場合等、プロセスやスレッドの詳細動作を調査する時に役立ちます。 |
ディスク入出力 | ディスク入出力に関連する詳細な情報採取、トレース手法などを解説します。 | RAID方式、ディスク・チャネル構成、ファイルレイアウトを変えたり、プログラムのリード・ライト方式を変更しても性能向上が図れなかった時に役立ちます。 |
メモリ | メモリの詳細分析方法を解説します。 | メモリサイジング、セグメント使用状況等がよく分からない場合に、詳細なメモリ状態を調査する時に役立ちます。 |
ネットワーク | ネットワーク時間の測定と、nddコマンドによるネットワークチューニングを解説します。 | ネットワークの性能低下や、何らかのエラーを発見した時、コマンドを用いて状況を調査する場合に役立ちます。 |
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